台湾積体電路製造(TSMC)をはじめ技術力で世界を席巻する台湾企業は多い。だがその多くはハードメーカー。今、台湾が急ぐのがソフトウエア産業の創出だ。日本を目指す台湾の新興企業も増えているが、その目線の先には世界がある。
世界がカーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)に動く中、海運業界では「風」を使った技術が盛り上がる。昔ながらの帆を使ったシステムにとどまらず、川崎汽船系はカイト(たこ)を使った風力推進システムを開発中。今後、次世代燃料への転換はコスト上昇につ ...
台湾積体電路製造(TSMC) と並ぶデジタルの雄・鴻海(ホンハイ)精密工業。世界最大の受託製造サービス(EMS)が人工知能(AI)サーバーで沸いている。巨艦ながら変化をいとわない機動力を武器に、次なる成長の柱を探っている。
祖業の繊維から徹底した多角化で成長をしてきた日清紡ホールディングスが今、踊り場に来ている。背景にあるのが電気自動車(EV)などクルマの電動化だ。最近の成長を担ってきたブレーキ事業が打撃を受け、事業構造の再編を迫られている。3月28日付で社長執行役員に ...
土屋 :多くの経営者が中期経営計画などで事業ポートフォリオ改革を実践すると言っているが、実態が伴っていない。大きな投資方針を示しているが実際は、事業への投資や撤退を評価・判断するための方針や組織体制や仕組みを持っていない。
サブスクの基盤となるのが、あらゆる地図情報を集約した「時空間データベース」だ。調査員の徒歩調査から、航空写真や車両調査、自治体が公開している都市計画図まで、ゼンリンには全国のありとあらゆる地図情報が集約されている。こうした現実世界における膨大な情報を ...
2024年10月1日の内閣発足直後に衆院解散・総選挙に打って出た石破茂首相。「政治とカネ」問題などへの批判が響き自民、公明の与党は過半数を割り込んで少数与党内閣となり、政策や法案ごとに野党の協力を得る「部分連合」による政権運営を続けている。
60歳の崖とは、定年後再雇用などで60歳を過ぎた途端、収入が激減する現象のこと。2025年4月から、「65歳までの雇用確保」が完全義務化される。そのため、新聞やテレビなどがこぞって「なんで同じ仕事をやっているのに収入が減るんだ!」という問題、つまり、 ...
当たり前の話だが、いつまでも評論家ではいられないのだ。僕たちは自分の人生のプレイヤーなのだから、ずっとインターネットの観客席に座っていたところで、溜飲(りゅういん)は下がるだろうが絶望の底から這(は)い上がることは永遠にない。
ファミリービジネス(同族企業)研究をライフワークとする、星野リゾート代表の星野佳路氏と「後継社長の育成」及び「バトンタッチ」について考えるシリーズ。前回に続き、スキー場のリフト・ゴンドラなど「索道(さくどう)」製造でシェアトップの日本ケーブル(東京・ ...
建設業の倒産は増加の一途をたどっている。2024年の建設業の倒産は1924件(前年比13.6%増)だった。コロナ支援で倒産が抑制された21年の1065件から、わずか3年で1.8倍に急増した。抑制効果が薄れて3年連続で増加をたどり、過去10年間で最多を ...
エルメスのコアコンセプトはフランスの工芸品であり、同社のヘリテージ戦略は職人技と伝統的な高品質の商品に焦点を当てている。エルメスのナラティブ(物語)は製品、その伝統、ユニークなヘリテージの統合について、である。